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【会津若松市】外壁のシーリング、放っておいて大丈夫?
2025.07.25
その他
見た目だけじゃない、家を守る大切なポイント
皆さんこんにちは。プロタイムズ会津若松店の棚木です!
外壁のことを調べていると、「サイディング」や「シーリング」という言葉をよく目にしますよね。なんとなく難しそうで、そのままにしていませんか?
実はこの「サイディング」と「シーリング」、どちらもお家を守る大切な役割を持っています。今日はその基本から、メンテナンスの必要性、注意点まで、わかりやすく解説します。
サイディングってなに?
「サイディング」とは、外壁に使われている板状の材料のことです。よく見かけるタイルのようなデザインや、木目調の外壁も、実はサイディングボードが使われていることが多いんです。
日本の住宅の約80%で使われており、軽くて丈夫、水にも強いというメリットがあります。
素材には大きく分けて4種類あります。
- 窯業系サイディング(セメントが主成分)
- 金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)
- 木質系サイディング
- 樹脂系サイディング
特に、窯業系はデザインが豊富で多くのお宅で使われています。
シーリングとは?何のためにあるの?
サイディングの板と板の間には、どうしても「すき間」ができます。そのすき間を埋めているのが「シーリング」(またはコーキング)と呼ばれるゴムのような素材です。
このシーリングが果たしている役割は大きく、次の2つが主な目的です。
- 雨水の侵入を防ぐ(防水効果)
- 地震や温度差による動きに対応する(伸縮性でひび割れ防止)
つまり、シーリングが傷むと、お家の内部に水が入り、建物自体を傷めてしまう可能性があるんです。
シーリングの劣化サインとは?
シーリングは紫外線や雨風によって、年数とともに劣化していきます。以下のような症状が見られたら、要注意です。
- ひび割れ
- はがれ・剥離
- 肉やせ(痩せて細くなる)
- 硬化(ゴムの柔らかさがなくなる)
これらを放置すると、サイディングの裏に雨水が侵入し、カビや腐食、雨漏りの原因にもなります。


シーリングのメンテナンスはいつがベスト?
シーリングの寿命は、一般的に7〜10年程度です。
新築から10年を過ぎたら、一度は専門業者による点検をおすすめします。
塗装工事を行うときも、シーリングは先に打ち直すか、打ち増しする必要があります。
打ち替え…古いシーリングをすべて撤去し、新しく打ち直す
打ち増し…既存の上に新しいシーリングを追加する(状態が良い場合)
外壁塗装とセットでやるのがオススメ
シーリングの工事だけを単独でやることも可能ですが、外壁塗装と一緒に行うことで費用を抑えられ、仕上がりもキレイになります。
なぜなら、塗装時に足場を組むからです。足場代は決して安くありません。一度の足場設置で、シーリングと塗装を一緒に済ませることで、トータルコストが安くなるのです。
どんなシーリング材を使うの?
最近では耐久性が高い「高耐久シーリング材」も出てきています。
- 一般的なシーリング材 → 寿命約7〜10年
- 高耐久タイプ(変成シリコンやポリウレタン等) → 寿命15〜20年
お家の状態や予算に応じて、最適な材料を選ぶのが大切です。
DIYでできる?プロに頼むべき?
ネットで調べると、「DIYでできる」と紹介している記事もありますが、正直おすすめしません。
シーリング工事は見た目以上に技術と経験が必要です。
適切な厚み、密着性、気温や湿度による硬化の管理など、プロでなければ難しいポイントがたくさんあります。
失敗すると、数年後に雨漏りなど大きなトラブルにつながり、かえって高くつくことも。
最後に|お家を長持ちさせるために
サイディングもシーリングも、「見た目」はもちろん、「お家を長く守る」ために欠かせない存在です。
定期的な点検と、適切なメンテナンスをすることで、将来的な大きな出費を防ぐことができます。
「そういえば、うちの外壁いつから何もしてないかな?」
そう思った方は、ぜひお気軽にご相談ください。
外壁塗装も、シーリング工事も、お客様のお家に合った最適なご提案をいたします。
何かお困りごとがございましたらプロタイムズ会津若松店までご連絡ください!