スタッフブログ
【会津若松市】FRP防水のリフォームでベランダを長持ちさせる!
2025.10.12
スタッフブログ
会津若松市・喜多方市のみなさん、こんにちは!
外壁塗装・屋根リフォーム専門店のプロタイムズ会津若松店です!
今回は「FRP防水のリフォーム」について書いていきます。
■ FRP防水とは?
FRPとは「Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)」の略称で、ガラス繊維と樹脂を組み合わせた強度の高い防水材です。もともとは船や車のボディにも使われるほど丈夫で、耐久性・耐摩耗性・軽量性に優れています。
住宅では主に、ベランダ・バルコニー・屋上・陸屋根などに使用されることが多く、硬化後は「カチカチの防水層」となって歩行にも強いのが特徴です。
■ FRP防水のメリット
- 高い耐久性と耐摩耗性
人が歩く場所でも劣化しにくく、メンテナンス頻度が少なくて済みます。 - 軽量で建物に負担をかけない
防水層が薄く仕上がるため、木造住宅でも安心して施工可能です。 - 速乾性が高く工期が短い
樹脂が短時間で硬化するため、1〜2日程度で仕上がることも。雨が多い時期でも比較的スムーズにリフォームできます。 - デザイン性にも優れる
トップコートの色を選べるので、建物の外観や好みに合わせた仕上げが可能です。
■ FRP防水のデメリット
一方で、FRP防水にも注意すべき点があります。
- 紫外線による劣化
太陽光に含まれる紫外線でトップコートが劣化するため、5〜7年ごとにトップコートの塗り替えが必要です。 - 伸縮性が少ない
硬化後は非常に硬い防水層となるため、下地の動きに追従しにくいという特徴があります。木造住宅で構造が動きやすい場合は、下地補強が重要です。
■ FRP防水リフォームのタイミング
FRP防水の寿命は約10〜15年が目安です。以下のような症状が出てきたら、リフォームを検討するタイミングといえるでしょう。
- 表面のツヤがなくなってきた
- トップコートが剥がれている
- ひび割れや浮きが見られる
- 雨のあとに水が溜まりやすくなった
これらを放置すると、雨水が内部に侵入し、下地の腐食や雨漏りの原因となります。早めのメンテナンスが結果的にコストを抑えるポイントです。
■ リフォームの施工手順
- 既存防水層の確認・下地処理
古いトップコートや汚れをしっかり除去し、ひび割れや浮きを補修します。 - プライマー塗布
新しい防水層をしっかり密着させるための下塗り材を塗布します。 - ガラスマットの敷設と樹脂塗布
FRPの強度を高めるため、ガラス繊維マットにポリエステル樹脂を含浸させます。 - 中塗り・研磨
防水層を平滑に整えるため、研磨作業を行います。 - トップコート仕上げ
紫外線から防水層を守るための保護塗料を塗布。ここで色を選ぶこともできます。
施工後は、美しい仕上がりとともに、再び10年以上安心して使える防水層が完成します。
■ 費用の目安
FRP防水のリフォーム費用は、1㎡あたり6,000〜10,000円前後が一般的です。
ベランダ(5㎡程度)であれば、3万円〜5万円台が目安になります。
ただし、下地の傷みが激しい場合や既存防水層の撤去が必要な場合は、追加費用が発生することもあります。事前の現地調査でしっかり確認してもらうことが大切です。
■ FRP防水リフォームを成功させるポイント
- 信頼できる業者選び
FRP防水は、施工技術によって耐久性が大きく変わります。実績豊富な防水専門業者に依頼しましょう。 - トップコートの定期メンテナンス
5〜7年に一度の塗り替えを行うことで、防水層の寿命を延ばせます。 - ベランダの排水確認
排水口が詰まっていると、水たまりが発生し、劣化を早めます。定期的な清掃も忘れずに。
■ まとめ
FRP防水は、耐久性・施工性に優れた非常に優秀な防水工法です。
ただし、万能ではなく、定期的なメンテナンスや適切な施工が欠かせません。
「ベランダの表面が傷んできた」「防水の寿命が心配」という方は、早めに専門業者へ相談しましょう。
雨漏りを未然に防ぎ、建物を長持ちさせることが、快適な住まいを守る第一歩です。